加藤)あまり業務で時間が重なることはないので、実はそれ程話をしたことはないです。仲が悪いとかじゃないから大丈夫です(笑)。今日は楽しみです。
加藤昇太
Syota KATOU
25歳
路線バス運転者 | 2023年入社
齊藤清昭
Kiyoaki SAITOU
26歳
路線バス運転者 | 2023年入社
当社のバス運転者の平均年齢は56歳。全国のバス運転者の平均年齢53歳と比べても高い水準です。運転者の高齢化と若者のなり手不足と確保が大きな課題となっています。
木更津営業所に在籍する2名の20代運転者にバス運転者になったきっかけ、将来の目標などを伺いました。
加藤)あまり業務で時間が重なることはないので、実はそれ程話をしたことはないです。仲が悪いとかじゃないから大丈夫です(笑)。今日は楽しみです。
齊藤)洗車機に入れてからの業務なので全然です。手洗いじゃないですから。普段あまり運動しないので良い運動です。
加藤)以前勤めていた会社はリモコン操作で手動だったので結構大変でしたけど、そこは大分楽です。見た目ほど大変じゃないです。
加藤)羽田空港の機内食製造工場の社員送迎で、マイクロバスの運転者です。昔からバスの運転手になりたかったので、大型バスを運転する前の練習期間としてマイクロバスでの仕事を選びました。中学2年生の頃に社会科の職業体験で京急バスに行きました。そこで教習車両に乗せてもらったり、洗車体験や営業所長にインタビューをしたりして楽しかったです。それまでは興味はなかったのですが、「こういう職業もあるんだ、将来はバス運転手になりたい」と思うようになり、その夢を叶えた感じです。
齊藤)私は、前職はショッピングセンター内でのアルバイトです。肉体労働できつかったのと不安定な仕事だったので正社員としての転職を考えるようになりました。その頃、母親が日東交通に仕事で出入りしていてバス運転手に興味を持ち始めていました。私も運転が好きだったので、運転に携われる仕事がないかと考えていました。ちょうどそのタイミングにハローワークで日東交通の就職説明会があるということを知り、母と二人で説明会に伺ったのがきっかけです。その母親も念願かなって、昨年日東交通の運転手になりました。
齊藤)駒ヶ根自動車学校で取得しました。初めて教習車両に乗った時は乗用車より視点が高いこと、内輪差が難しいと思いましたが、教習を進めるうちに徐々に慣れていきました。逆に思ったよりもハンドルが切れるな、意外に小回り利くんだなとコツを掴んで、教習を延長することなくストレートで卒業しました。免許センターでの学科も1回で受かりました。
加藤)私の父はタクシー運転手です。その父を超えたいという思いもあり、21歳になったと同時に大型二種免許を取得しました。その時も別の会社でマイクロバスの仕事をしていたんですが、普通自動車免許をAT限定で取得していたので中型の免許取得の際に中型でAT限定解除をしたのでかなり苦労しました。そこで初めてクラッチを知った感じです(笑)バスの運転手になりたかったんですが、早く免許を取りたくてATで免許を取得しました。父からは普通免許を取得する時にマニュアルで取るように言われていたんですが。大型二種免許は3ヶ月くらい、費用は50万円くらい掛かりました。
加藤)職業体験をさせてもらった京急バスではなく、日東交通を選びました。大手に所属しない独立した会社だったからです。それと前職では羽田空港を走っていて、都会は交通量が多くて疲れたので、田舎で交通量が少ないところを走りたいと思いました。
齊藤)2027年には設立から100年を迎える会社です。私は地元で昔から馴染みのある会社だったから日東交通を選びました。学生時代には通学で利用していました。地元住民に密着した会社ということが大きな理由です。バスのカラーリングも好きです。
加藤)羽田空港で仕事をしている時には日東交通の高速バスをよく見かけていましたので私も馴染みがありました。木更津にはプライベートでドライブや釣りでよく遊びに来ていましたし。
齊藤)果たしてできるかどうかという不安はありました。お客さんをバス停に忘れていないか、ダイヤを時間通りに運行できるか、通勤時間帯に利用される方も多いので遅れないように到着できるか。ですが、そういう苦情はないので上手くできています。
加藤)以前は社員の送迎だったので、一番違うところがお客様から運賃をいただくということです。お金を直接いただく仕事なのでとても緊張感がありました。逆にお金をいただける仕事をしなければいけないということです。運転中もお客様が不快に感じない運転を心掛けています。ブレーキもいつかけたか分からないようなかけ方を意識しています。
齊藤)でもあまりに快適な運転だとお客様も寝てしまう方が多くて。特に最終便だと寝る方が多いです。お客様が寝るような運転は良い運転なんですが、終点に着いて起こしたケースが何回かあります。ですからバス停ごとに大きな声でご案内するなどして工夫しています。特に冬は飲む機会が多くて座席が温かいからかそういうお客様が多かったです。
加藤)これまでの仕事と違うところは、お客様から直接声を掛けていただけることです。降車時に「ありがとう」、「快適な運転だったよ」と言われるととても嬉しいし、転職して良かったと感じます。
齊藤)お客様は高齢の方が多いので、足が弱い方もいます。普段はそれ程、縁石に寄らないようにしているんですが、そういう方が利用する時は段差がなく、降りやすくするために出来るだけ寄るようにしています。お客様から「ありがとう」と言っていただきとても嬉しいです。
齊藤)早起きです(笑)早いダイヤは5時15分点呼です。大体30分前には出社していますから、早い時は3時30分くらいに起きます。ですから今は早起きが得意になりました。それまでの仕事は10時から始業とか、遅番は15時からだったので、遅番の時は昼まで寝ていました。
加藤)この仕事をすれば早起きが得意になります(笑)
加藤)高速バス希望です。現在も過去の会社でも無事故・無違反ですし、プライベートでもそうです。経験を積んで高速バスに上がりたいです。
齊藤)私もいずれは高速バスを担当したいです。これは順番待ちのところはありますが、これまで無事故・無違反でプライベートでも事故と違反はありません。所長や同僚からも齊藤になら任せられると思ってもらえるように、これからも安全運行に努めて、運転技術を磨いて高速バスに上がって、地域に貢献できるように頑張っていきたいです。
(2025年6月19日インタビュー)
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