私が入社した頃は今よりもダイヤが多かったことと、ダイヤの割に高速運転手が少なかったんです。
初めて乗った高速バスは大きいという印象です。それまで運転していた路線バスと高速バスの12ｍとは2ｍくらいしか違いませんが、全然違いました。最初はサイズの感覚を掴むのにかなり緊張して運転しました。また、田舎と違って東京は人も多いし、バイクも自転車も多い、タクシーにも気を付けなければいけません。今でも運転に慣れたとは言い切れません。毎日細心の注意を払って業務に当たっています。

高速バスの初日の業務は最悪でした

独り立ちの初日の業務は10年以上経った今でも忘れることはできません。今はもうありませんが、東京を23時過ぎに出発し君津駅に25時頃着く便を担当しました。夜の便で暗いということだけではなく、たまたまその日は大風でアクアラインが通行止めになってしまいアクアラインは使えず、止む無く丘回りでの運行になってしまったんです。そんなことはめったにないことなんですが、よりによってどうして初日に（泣）当然時間が掛かることになり、無事に業務を終えて営業所に帰ってきたのは26時近かったです。ですが、運行管理者はもちろんですが、他の運転手さん数人が私の帰りを心配して待っていてくれて嬉しかったです。