元々、車を運転するのが好きで、大きな車を運転したいと思ってトラックの仕事に就いたのですが、大型になると荷物の量も多くて、その積み下ろしが大変でした。雨の日は合羽を着て、冬は寒いし、夏は暑くて汗はだらだら。夏は着替えが必須でした。体がとてもしんどかったですね。
これは年を取ったらとても出来ないと感じるようになって、大型免許を生かせる仕事はないかと考えるようになり、自然とバスの運転手への転職を考えるようになりました。
当時はこっちの方(安房地域)では大型二種免許を取得できる教習所がなかったので、俗にいう「一発試験」で取りました。免許センターで直接試験を受けることです。昔はそれが普通でした。
独学だったので大変でした。まず学科試験に受からないと実技試験を受けられない。勉強もすごくしました。努力の甲斐あって数回の受験で免許を取得出来て、2000年に当時の館山日東バスに入社しました。
最初はトラックの業務との違いに戸惑いました。一番の違いは荷物ではなくお客様を運ぶことです。しかも「安心・安全」に運行する必要があります。それまでは接客らしいものはしたことがなかったので、慣れるまでが大変でした。