牧野北斗
Hokuto MAKINO
29歳
運転者候補社員（整備士） | 2019年入社
在籍期間は約6年で、北陽桜という四股名で最高位は序二段50枚目です。現役時代は毎日の稽古と食事に精一杯頑張りました。当然体重が重い方が有利なので、ちゃんこはたくさん食べました。入門時に90kgぐらいだった体重は一番重い時には140kgまで増えました。
昔からバスの運転手に憧れていて、日東交通に運転者候補社員制度があることを知り2019年に入社しました。お相撲さんは車の運転が禁止されています。免許を持っていなかったので、廃業後に教習所に通い普通免許を取得しました。
大型二種免許養成制度は会社の費用負担でバスの運転に必要な大型二種免許を取ることが出来る制度です。大型二種免許の取得要件の「普通自動車免許取得後3年経過」を満たすまでの間は運転者候補社員として、営業所や車両課の業務に当たりますが、私は車両課に配属され、整備の仕事をしながらバスの構造を勉強しています。
教習所は職場からも近かったので通い易かったですし、会社が費用を負担してくれたのでありがたいです。
通学期間は、業務に影響のないようにしながらだったので3ヶ月くらい掛りました。特に問題なくスムーズに取得することが出来ました。
既に業務で大型二種免許の資格を生かしています。バスを構内で移動させる時には率先して運転しています。構内には何台もバスが停車してあるので慎重に運転します。特にバックの時には緊張します。運転の現場に出るまでの良い練習だと思っています。
整備の仕事とは言っても、整備士資格を持っているわけではないので難しい業務は出来ません。先輩たちに教わりながら自分のできる業務をこなしています。
バスの部品は普通車と比べるととても大きいので重い部品が多いです。重い部品を運ぶ時には引っ張りだこですね。
運転は一つ間違えれば大きな事故にもなりかねませんので、営業所に配属後はしっかり練習して行きます。事故を起こさないように慎重に業務に当たりたいと思っています。
運転者は整備の仕事と違い、お客様と直接関わる仕事なのでそこが一番の違いだと思っています。ですが、お相撲さん時代には後援会の対応などで色々な年代の方々と接していましたので、接客は問題なく出来るのではないかと思っています。人と接することが好きなのでとても楽しみです。
これからは運転者として会社にも地域にも貢献していきたいです。整備の仕事で得た知識を運転者の仕事に生かして精一杯頑張りたいと思います。
（2022年2月1日インタビュー）
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